月曜日, 9月 08, 2008

RAWデータ



なんだか漂流教室のような空き地があった。

ところで
デジカメを選ぶ大きなポイントは
「RAWデータ」に対応しているかどうかだった。

通常 撮影したものは
即座にJPEGデータに変換され、記録される。

でもJPEGデータは
最初から多少なりとも劣化しちゃっている。
これをさらに補正をかけると
どんどん劣化していってしまう。



それに対して、
RAWデータは、レンズから取り込んだ光のそのままの情報を、
いわば生のまま記録するものだ。

素晴らしい状態のデータなんだけど、
このままだと、ただの純粋なデジタル信号なのでプリントはおろか、
見ることすら出来ない(原則としては)。


この生データを
いわゆる扱えるデータにすることを
「現像」と言います。


この「現像」のときに
露出やホワイトバランスなどの補正を行う。

フォトショップでもできるんだけど、
アドビやアップルなどから
専用の現像ソフトが発売されてます。



今回はカメラの先輩から教わった、
Lightroomという
アドビのソフト使ってみました。


圧縮的なノイズなど無い生データをいじるわけだから、
JPEGデータをいじるときのような劣化が無い。

まさにフィルム時代のような
「現像技術」をふるうような感覚だ。


こんなふうに
追求すべき技術があるってのは
勉強しがいがあるし、
単純に楽しい。


なにより圧縮的な劣化から解放されるのが
本当に嬉しい。


最近、
比較的安価なデジカメでも
RAWデータ対応のものが出てきた。


というわけで、
リコーのGX200にしたわけなのです。


RAWはJPEGよりファイルサイズが
数倍になるんだけど、

そんなことは
撮った後に、
「現像」という楽しい作業が帰ってきたことに比べたら、
ささやかな問題なのです。

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